誕生日などのお祝い事の際、クリームやフルーツがたっぷりと乗ったケーキをもらうことは多いですよね。
そんなケーキも、一度に食べきることができず、残してしまうこともしばしば。
一度冷蔵庫にしまって、改めて食べてみると味が落ちていると感じたことはありませんか?
実は、ケーキのおいしさをそのままキープする方法があるのをご存知でしょうか。
今回は、食べきることができなかった誕生日ケーキを、なるべく美味しさを維持したまま保存する方法についてご紹介します。

簡単な誕生日ケーキの作り方はコチラ

誕生日ケーキの保存方法って?

基本的に、残った誕生日ケーキを保存する際は「密閉ができる別の容器に移して冷蔵庫で保存する」ことが大切です。
実はケーキの包装によく使用されている紙の箱は、冷蔵庫内の冷気やにおいを通しやすくなっています。
さらに、紙の箱は湿気や水分も集めてしまうため、ケーキの水分が箱に奪われてしまいます。
そのため、紙の箱のまま冷蔵庫に入れておくと、ケーキのスポンジの乾燥やクリームの劣化を早めてしまう可能性があるのです。

保存容器に移し替えて誕生日ケーキを保存

ケーキの保存方法としてあげられるのは、食品保存容器に入れて保存する方法です。
残ってしまった誕生日ケーキは適当なサイズにカットしたうえで、容器で密閉するのがよいです。
ケーキの種類によっては高さがあるため、およそ15センチ以上の容器を用意するのが良いでしょう。

ケーキ用のフードパックに入れて保存する

食品保存容器のほか、市販のケーキ用のフードパックを使って保存する方法もあります。
ホールケーキ用や、カットしたケーキ用のものなど、様々なフードパックがあるので誕生日ケーキも入ります。
頻繁にケーキを購入しないという方には、使い捨てのフードパックもおすすめです。

移し替える容器がない場合は?

食用保存容器や、フードパックがない場合にも、対処方法があります。
深いお皿がある場合には、誕生日ケーキをお皿に移し替えてラップをかけるのが良いでしょう。
しかし、お皿に十分な深さがない場合、デコレーションやクリームがラップによって崩れてしまうため、なるべく深いお皿にいれてラップがつかないように注意してください。
また、深いお皿がない場合には、紙の箱をラップで覆う方法もあります。
紙の箱をラップでしっかりと覆うことで、冷気やにおいを遮断することができます。
そうすると、誕生日ケーキに使われているスポンジの乾燥やクリームの劣化を防ぐことが可能となります。

誕生日ケーキは冷凍保存もできる?

ケーキは冷凍保存もできる?

実は、ケーキの種類によっては冷凍保存をすることができ、長持ちさせることができます。
冷凍保存ににも向き不向きがあります。
冷凍保存に向いているケーキは、シフォンケーキやチーズケーキ、ガトーショコラなどといった種類のケーキです。
保存後、イタリアンドルチェのセミフレッドといって、半解凍のまま食すアイスケーキ類のように、解凍しきっていない状態で食べると、保存前とはまた違った味わいがあるでしょう。
逆に、冷凍保存に向いていないケーキというのは、フルーツや生クリームをたっぷりと使ったケーキ類です。
生クリームは解凍した際に分離してしまう可能性があり、フルーツは解凍した際に水分が出やすくなっているからです。
こういったケーキを購入した際は、冷蔵庫で保存をし、なるべく早く食べるようにしてください。
ちなみに、冷凍保存をする際は、冷蔵保存と同様に、食品保存容器を使って密封し、保存するのがおすすめです。
フルーツが乗っているケーキは、事前によけておくことで、解凍した際にフルーツから水分が出てくることが避けられます。
フルーツは傷みやすいため、当日もしくは翌日には食べきるのがよいです。

誕生日ケーキなどの賞味期限って?

ケーキの賞味期限って?

ケーキにももちろん賞味期限があります。
購入店でも明示されているとは思いますが、ケーキは購入した翌日までには食べてしまうようにしましょう。
生クリームやフルーツは長期保存に向いていません。
特に、食品添加物が使用されていないケーキは傷むのが早いため、なるべく購入したその日に食べ終えるのが良いでしょう。
冷凍保存をしたケーキは、賞味期限はおよそ2週間です。
いつ冷凍庫に入れたか忘れないように、メモをしておくのが良いでしょう。

どうしても食べきれないときは?

頑張っても食べきれず、ケーキが残ってしまうけど、捨てたくない…
そんなときには、思い切ってアレンジしてしまうのも良いでしょう。
スポンジ部分をフレンチトーストにしたり、生クリーム部分はホットチョコレートなどに使用したりするという方法もあります。
生クリームを冷凍し、温かい飲み物にトッピングしたり、アイスのように食べてしまうのもおすすめです。
冷凍した生クリームは、賞味期限が一か月ほどのため、お気を付けください。

誕生日などのお祝いでもらうことが多いケーキですが、無駄にしてしまいたくないし、味も落としたく無いですよね。
今回紹介した方法であれば、なるべくそのまま保存することもできます。
もちろん当日に食べきるのが良いですが、この記事を参考にして、おいしくケーキを食べきってください。